マスク生活で輪郭がブルドックになった
もともと表情筋の使い方が上手ではなかった。
マスク生活もかれこれ3年がたち、すっかり顔の一部になった。
「マスクを外した後」の自分の顔面に耐えられず、気の置けない人であっても少しためらう。知人・他人であればかなりためらう。
BMI19の高体脂肪の自分は浮腫みやすく、且つ太りやすい。
週に3日、夜ごはんは辛ラーメンとビールやチューハイ等のアルコール。
週末は高タンパク高脂質とアルコール。
辛ラーメンに野菜入れてるからOK☆でも何でもない。
食物繊維をいくら摂ろうが痩せるはずもなく、ただただ太る。
体重がキープされていようが筋肉が減り脂肪が増えているので見た目的に太る。
身支度を整えようと鏡を見た瞬間愕然とした。
鏡補正でもカバーできないほど顔に肉がついている。
顔の輪郭がぼけている。顔半身がたるんでいる。
表情筋を使わないことと日ごろの暴飲暴食で”誤魔化しのきかない肥大化した顔面”がそこにあった。
鏡に映っていたのは、ブルドックになりきれなかった、愛嬌と可愛げのない、人間だった。
体重計に乗るとBMIは20弱、相変わらずの高体脂肪率。ただただ脂肪が増えたという事実を突きつけられ、決心がついた。
食生活を見直すこと、部屋の模様替えをした。
クローゼットにしまっていた全身鏡を移動させ、体型がいつでも見られるようにした。
食事は揚げ物と酒、辛ラーメンやめた。酒をやめたというのを捕捉すると1人で家飲みをすることをやめた。
汁物をたくさん作った。タンパク質は卵、納豆、豆腐をメインにした。
米は白米と丸麦と楽天で購入した雑穀米を混ぜて食べた。プチプチした食感があると楽しくていい。
野菜は大根、キャベツ、えのきとマイタケをよく使った。
肉をあまり買わないこと、酒を買わないことで若干食費が安くなった。アルコールによる食欲増進もなくなり暴飲暴食もしなくなった。
この生活で健康面の改善を実感できたのは大根を食べることだ。
大根と梅干を煮込むレシピが「毒流し」として便秘に効果的というものを拝見したことがあるが、梅干しは高いし、あまり食欲がそそられなかったから普通にコンソメスープとかにした。十分だった。十分すぎるほどだった。それからは毎日少しでも大根を食べるようにしている。
ダイエットに大根、これはマジだ。
1週間で2キロくらい減った。
毎日鏡を見ていると認知が衰えるのか、顔面ブルドックがましになったように見えた。
この大きな勘違いを瞬時に解消する方法がある。
マスクした状態の自分を鏡でじっと見る。じっっっっと見た後マスクを外すのだ。
マスクを外すことに恐怖を覚えているということは、マスクをした状態の自分がマスクを外す前の自分よりもマシに見えているマスク補正がかかっており、自分の理想の顔半身イメージがあるということだ。
遺憾ながら、マスク補正輪郭イメージのおかげで自分の輪郭がブルドックのままか否かの判断基準になっている。
今日はまだブルドックだ。